遺産相続関係について高橋行政書士にインタビュー | 北陸ホープ行政書士事務所

事務所名 北陸ホープ行政書士事務所
代表者 行政書士 高橋 広治
郵便番号 〒939⁻8154
住所 富山県富山市森田1755
TEL 050⁻7117⁻0901
営業時間 全日9:00-19:00(事前予約制)

 

 

高橋先生|遺産相続関係インタビュー

chie
本日はお忙しい中ありがとうございます。
chie
先生は行政書士になられた当初から、相続分野に注力されていたのでしょうか?注力されるようになったきっかけがありましたら教えてください。
前職のネクスコ東日本(前身の日本道路公団を含む)在籍中、用地管理や債権管理の仕事を行う中で相続は必ずついて回りました。

平行して祖母の成年後見を10年間務めた折に遺産相続をおこなってきましたので、開業前に経験したノウハウを業務に生かし、社会課題の解決につなぎたいという思いがございました。

高橋 広治

 

chie
相続に関して、近年はどのようなご相談が多いですか?
複雑な家庭環境の中で誰が相続人なのかわからない、というケースと、財産の種類ごとに窓口が分かれていて混乱されているケースを見てきました。
高橋 広治

 

chie
相続人調査において、先生が特に大切にされていることは何ですか?
スタートとなる亡くなられた方(以下、「被相続人」とします)本人をベースとして、一つ一つ芋づる式に追っていくことです。
高橋 広治

 

chie
親族関係図の作成では、どのような点に注意して取り組まれていますか?
当事務所の場合、成年後見制度利用に係る某市町村長申立の手法に準拠した形で行います。

具体的には血族・姻族問わず2親等(祖父母・孫・兄弟姉妹)までを調査し、その中で判明した3親等以降についても判明した情報を親族関係図に落とし込みます。
ただし、法定相続情報一覧図については、法定相続人限りの情報になりますので、そこまで踏み込むことはなく、法定相続人止まりとしています。

高橋 広治

 

chie
法定相続情報一覧図について、一般の方にも分かりやすく、そのメリットを教えてください。
これまでは金融機関等ごとに束になった戸籍謄本や除籍謄本を金融機関等に持参し、手続きが終わってから別の金融機関に持参する、といった手間と時間のかかる作業を行っていました。

それが法定相続情報一覧図の制度ができたおかげで、複数の金融機関での手続きを同時に行えるというメリットがございます。
※金融機関や関係機関によっては法定相続情報一覧図の提出とともに戸籍謄本等の提示を求められる場合があります。

高橋 広治

 

chie
相続人調査から法定相続情報一覧図の作成まで、専門家に依頼することで、どのような負担や不安を減らせますか?
まず、戸籍を取扱う役所は平日の昼間しか開いていません。特に個人情報保護法成立以降においては、兄弟姉妹の戸籍が取れないというお話をお伺いしております。
さらに古い時代の戸籍となると、草書体による手書きによることから、文字が読み取れないというケースがございます。

遠方の本籍地戸籍を取得するにしても、平日にしか開いていない郵便局で定額小為替を購入する必要があり、年休を多くとらなければならないというデメリットが生じます。
行政書士をはじめとした専門家は、お仕事で平日に休みの取れないお客様に代わり、平日昼間にフレキシブルに動き回り、相続を目的として戸籍謄本等を幅広く取得するスキルを持っております。
お客様におかれましては、手続のために貴重な年休を費やすことなく、お仕事に専念することができるというメリットが大きいと思います。

高橋 広治

 

chie
これまで相続業務を担当された中で、特に印象に残っているご相談やエピソードを教えてください。
相続調査を行う中で、祖父母の戸籍を調べると、中には江戸時代にお生まれになった方の情報に行きつくことがございます。

明治から昭和20年代初頭までは現代とは異なり、「戸主」を中心として親戚一同が一度に記載されておりました。
ですので明治から終戦直後までの各々の祖先の生きざまやご苦労が垣間見えてきます。

今ほど衣食住に欠かせないインフラや医療が発達しておらず、結果として幼くしてお亡くなりになる方も多い中、逞しく生き抜いてこられたことには尊敬の念を抱かずにはおられません。

高橋 広治

 

chie
相続では、ご家族それぞれの思いや事情など、複雑な感情が絡み合うことも多いと思いますが、そのような場面ではどのように対応されていますか?
あえて聞き役に徹し、必要に応じて制度の説明を行います。
ただし、争いが生じている場合は行政書士では行えません(弁護士法第72条に抵触するため)ので、その場合は改めて弁護士にお願いするよう説明します。
高橋 広治

 

chie
業務内容にかかわらず、行政書士として仕事をするうえで、先生が大切にしている想いや信条を教えてください。
私自身、複雑な家庭環境に育ち、つらい思いを経験してきました。
ご相談される方のお気持ちは痛いほどわかります。
藁をもつかむ思いでご相談されることが殆どですので、まずは話を聞き、使える制度を説明しつつ、行政書士で行える手続きは淡々かつなるべくスピーディに行います。
高橋 広治

 

chie
遺産相続に関するご相談において、北陸ホープ事務所ならではの強みを教えてください。
どの専門家先生も同じように行っていらっしゃると思いますが、被相続人を中心に日本全国の戸籍を芋づる式にたどっていきます。
遠方への郵送請求はレターパックを使い、迅速な方法で取得していきます。

なお、富山県内に本籍がある場合は、郵送請求を行わず、該当の市町村役場に足を運んで取得します(そのほうが断然早いので)。

自分の足とレターパックによる郵送請求のハイブリッドで日本全国の相続人調査を行います。
富山県内にとどまらず、お気軽にご相談ください。

高橋 広治

 

chie
相続手続きについて「何から始めればいいのか分からない」と悩んでいる方へ、先生からメッセージをお願いします。
まずは、不動産のある場所を管轄する市町村役所(役場)で「名寄帳」を取り寄せてください。所有された不動産の一覧が載っています。
また、被相続人が公正証書で遺言を残されているケースがございますので、そのような気配を感じられた場合はもよりの公証役場で「遺言検索システム」を検索されることをお勧めします。
金融資産については、まずは通帳をとにかく集めてください。
通帳が見つからない場合は心当たりのある銀行等に問い合わせ、「残高証明書」を請求してください。株式などの有価証券の場合は、電子化されているため、証券会社から送られる郵便物を集めて整理してください。

窓口が遺産の種類ごとにバラバラであることが相続を難しくしている一番の原因ですので、遺産の内容を整理することが第一歩です。
いうまでもありませんが、まだお元気なうちから整理整頓を心掛け、資産の棚卸をしていくことが相続の複雑化を防止する一番の処方箋であると心得ております。

高橋 広治
chie
貴重なお話をありがとうございました。

 

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    この記事を書いた人
    執筆者:chie
    士業専門の総合サポート会社に勤務。士業の先生方の紹介やインタビューを担当。
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