闇金なんて自分には関係ないと誰もが思っている
- 何も知らずにお金を借りたら、よくよく調べてみるとその相手が実は闇金だった・・
- 自分は絶対大丈夫と思っていたはずなのに、まさかこんなことになるなんて‥
ほんの些細な不注意や不運によって、誰もが被害者になってしまう可能性があります。
私たちの暮らしには、そのような危険が常に潜んでいるのです。
そもそも闇金とは何者なのか?
本来、貸金業を営むためには、国や都道府県に貸金業登録が必要であることは周知の事実です。
テレビのCM等で見かける大手消費者金融などは、当然ながら正式な登録を済ませた上で、公正な営業を行っています。
闇金とは、そのような社会のルールを平気で無視して、目を疑うような高金利でお金を貸している業者です。
どこの誰なのかも分からない人間が、一般社会に紛れ込み、巧妙な手口で顧客を獲得して暴利を貪っているのです。
約束通りに払えない‥そんなときどうなる?
たとえ相手が闇金でも、約束通りに払えば問題ないのでは?そう思われる人もいるでしょう。
中にはそのように、悪質な取立てをして来ない業者も存在しています。
それがいわゆるソフト闇金ですが、その割合は非常に少ないと言っていいでしょう。
闇金業者のほぼ全てが、約束通りに払えない場合、悪質な取立てによって返せない人たちに追い込みをかけてきます。
こんなに怖い!闇金の嫌がらせ
では、闇金は一体どのようなやり方で人々を脅しているのでしょうか。
もっとも多い事例は以下の二つです。
- ①職場に電話をかけてくる
- ②家族に連絡される
当然ながら、この二つは誰にとっても大きな弱みになり得るでしょう。
まず、職場に電話をされて「おたくの社員が金を返さない」などと電話口の人に高圧的な態度で問い詰めます。
また、それが1日に数回程度であればかなり手ぬるい方でしょう。
悪質な業者であれば、1時間に100回200回の電話をひっきりなしにかけてきます。
電話回線はパンクし、ひたすら電話の音が鳴り響くその光景は、事情を知らない人が目にすればまず冷静ではいられません。
職場はたちまちパニックに陥り、あなたの立場は瞬く間に危うくなっていくでしょう。
次に、家族への連絡ですが、たとえ仲の良い家族であっても借金のことは内緒にされている人がほとんででしょう。
どんなに幸せな家庭においても、隠し事の一つや二つはあるというものです。
そして、それを自分で打ちあけるならまだしも、いきなり闇金からの連絡でそれを知らされる家族の心中は、想像に難くありません。
更に、家族の職場まで知られているようなら、二つの弱みを同時に攻めらせてもう収拾がつきません。
それだけでは終わらない‥まだまだある嫌がらせの手法
闇金は他にもありとあらゆる方法で精神的に追い込みをかけてきます。
たとえば
- 職場近隣の無関係な会社にまで電話する
- 近くのコンビニに被害者名義でクレームを入れ、店員が謝罪に来る
- 夜中にデリヘル等を呼ばれる
このように、とにかく無関係な人々を巻き込んでいくのですが、職場や家族への連絡も含め、このケースで最も厄介なことがあります。
それは、周囲の誰もが味方をしてくれなくなることです。
いきなり巻き込まれた人たちは、一体どうしてこんなことになっているんだ?と真っ先に思うことでしょう。
そして最終的には、借りた人が悪いのだから当事者が自分で解決するべきだという空気が生まれます。
こうなってしまえば、大多数の人が「こんな目に遭うくらいならなんとかして払おう」と、また別の闇金からお金を借りて返済するといった、負のループに追い込まれていきます。
しかし、このループも当然ながら永遠に続けられるものではありません。
いつかは払えなくなり、仕事や家族などの大事なものを失ってしまう、最も避けたかったその日がやってくるのです。
若い被害者が急増している
最近の傾向として顕著なのは、やはりSNSを使うことが多い若者がターゲットになっていることでしょう。
現代社会において、ネット上で他人と交流することはごく当たり前のこととして捉えられています。
まずは、X(旧twitter)やInstagramなどのSNSで個人を装い、「即日融資」や「低金利」などのキーワードで誘い込み、入り口はいかにも親切な一般人のように振る舞います。
安心したユーザーが自らの個人情報を渡してきたら準備完了。
適当な額のお金を振り込んでしまえば、弱みを握られたユーザーは闇金の言いなりになることしか出来ません。
それらの年代は、両親をはじめとして家族自体がまだ若く働き盛りであり、経済力があります。
何かトラブルに巻き込まれた場合、親が肩代わりするなどという話は、誰でもよく耳にするでしょう。
当然ながら、それらの傾向は闇金にも目をつけられ、利用されてしまう大きな要素になり得ます。
証拠が残りにくいSNSアプリ「Signal」
そのような被害者から依頼を受けて、闇金と日々交渉にあたっている弁護士や司法書士がいます。
彼らは、どのように闇金と連絡を取って交渉を進めているのでしょうか。
前述の通り、ネット上にその重きを置いて活動する闇金と、まずは連絡を取る必要があります。
集客はネット上でも、日常の連絡は今なお携帯電話での通話やSMSなどが多く使われており、それらの闇金とは容易に連絡が取れます。
しかし最近の流れでは、電話番号を世間に晒さず、連絡手段がSNSのみという闇金が非常に増えています。
LINEに関しては、今となっては当然のツールとして使われていますが、最近よく目にするのはSignalというSNSアプリです。
SignalはLINE等に比べて暗号化に優れ、証拠が残りにくいと言われており、闇金はそのような点に魅力を感じているのでしょう。
日々変化する闇金と借りる側の現実
このように、闇金は日々そのかたちを変え、時代に合った手法で狡猾に動いてきます。
しかし、同じく借りる側にも時代による変化は起こっていると言えるでしょう。
若いユーザーは情報収集力に優れている一方で、思考が幼く判断力も不足しています。
この傾向は、闇金の格好の的になるのは確かですが、若者の無謀な借り入れは「約束通り払えない」という結果に直結しています。
脅しに屈して払わせるのが闇金のやり方ですが、無謀な開き直りにはまったく太刀打ちが出来ません。
「どうなってもいい」と思われてしまえばお金の回収は難しくなります。
こうなると、前述の通りその家族が巻き添えにあってしまいます。
闇金は、借りた本人ではなく家族にターゲットを変え、借りてもない人たちから法外なお金を払わせます。
相談者の傾向として、このように巻き込まれてしまった家族からの相談が増えています。
移り変わりの早い現代社会において、あらゆる状況を想定した解決策が必要とされています。
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この記事を書いた人
執筆者:oden
新卒で大手司法書士事務所に入所し、知識ゼロから債務整理業務の補助者として業務に当たる。
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