闇金と縁を切る方法は?
- 一刻も早く弁護士・司法書士に相談する
- 経済状況を整える
- 分度を知る
一刻も早く弁護士・司法書士に相談する
闇金問題を抱えて相談されるほとんどの方が、「今日が支払いの日だが返済ができない」というケースです。
返済日当日までなんとかしようとするも、どうにもお金を用意できないと悟りインターネットで検索をして弁護士・司法書士に相談をされるようです。
つまり、払えなくなるまで払い続けてしまう。
闇金への恐怖が支払いを続けてしまう要因だと思いますが、完済金を一括で用意することができず、利息は何とか支払える金額という闇金の手口にはめられているともいえます。
一般的に闇金への支払いは一週間後か十日周期です。
その間に給料日がきて、完済金を用意できるのであればそこで縁を切れるかもしれません。
※完済させない闇金もおります
しかし、完済金を用意できないのであれば、ジャンプするしかありません。
※ジャンプとは、利息だけ払って支払日を一週間ないし十日間延ばすこと
そして、闇金への利息の支払いは元金に一切充当されないため、利息というよりかは完済金を用意するための時間を買う行為といえます。
当然こんなことを続けることはできず、最悪の場合は他の闇金や周りの方へ借金が膨らむだけの悪循環に陥ることになります。
そうなる前に、弁護士・司法書士に相談してほしいのですが、そもそも今の自分を助けてくれる存在がいることさえ、もしかしたらいるかもしれないとさえ考えられない精神状態にされているのでしょう。
もし、闇金問題を抱えているのであれば、まずは弁護士・司法書士に相談した方がよいです。
経済状況を整える
闇金への支払額が多かった人ほど、周りの方からの借金や家賃・光熱費の滞納、消費者金融・クレジット会社への延滞というお金の問題が残るものです。
これを放置すれば、また対処を誤れば再び闇金に手を出してしまう可能性があります。
実際に、折角闇金と縁を切れたにも関わらず、再び手を出してしまう人は一定数いらっしゃいます。
ですので、闇金問題が解決したら、まずは自身の債務額を計算してください。
- 貸金業者(消費者金融会社・クレジット会社・銀行カードローン等)
- 家賃
- 光熱費
- 税金
- 友人・知人・勤務先からの借金
など
その上で、返済計画を立てます。一番重要なのは支払いの優先順位です。
これは、当人の収入や債務状況によって変わってくるので一概にはいえません。
自身で考えられないときは、闇金問題を依頼した事務所に相談するのが一番よいでしょう。
闇金対応を扱っている事務所は債務整理のエキスパートともいえるからです。
優先順位を誤ると今よりも状況が悪化します。
また、将来の為には自己破産や個人再生をもって解決を図った方が経済状況を回復させることができるケースもあります。
分度を知る
お金の流れ、収入と支出を把握することはとても大切です。難しく考える必要はありません。
収入よりもお金を使わなければよいだけです。
そのためには、収入と支出を計算する必要があります。
まずはひと月分の収支を計算から始めるとよいと思います。
紙に書き出してみてください。
下記であれば健全であるといえます。
収入 > 支出
もし下記であれば、支出を収入よりも少なくするか、収入を支出よりも多くせねばなりません。
収入 < 支出
あらかじめ定めた収入の範囲内に支出を収めることができれば、借金の必要もなくお金を貯めることもできるのです。
しかし、それはわかってはいるが、現状ではどうしても、(収入 < 支出)になってしまうという方は早々に債務整理の専門家に相談して今後の方針を決めた方がよいでしょう。
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この記事を書いた人
執筆者:山口文雄
債務整理専門の事務所で10年以上今もなお業務に携わっている事務員です。
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