交通事故(加害者側)について牧野弁護士にインタビュー

事務所名 ラウア・ミコト法律事務所
代表者 弁護士 牧野 洋逸
郵便番号 〒466-0843
住所 愛知県名古屋市昭和区菊園町2丁目7番地1
TEL 052-838-5890
営業時間 平日午前9時〜午後6時

 

 

牧野先生インタビュー

chie
本日はお忙しい中、ありがとうございます。
chie
牧野先生は、交通事故の被害者の救済で、日頃から多くの案件に取り組んでいらっしゃいますが、本日は、加害者側での取り組みについてもお話を伺えたらと思います。
交通事故は、ある日突然、誰もが「加害者」になってしまう可能性があります。
激しい罪悪感や今後の不安でパニック状態にある相談者に対し、牧野先生はどのような姿勢で向き合い、まずどのようにしてその混乱を鎮めていかれるのでしょうか?
本当に切羽詰まった状態ですよね。
このような時、全く同じではないですが、基本的な姿勢や対応は、会社の不祥事と同じだと思っています。
交通事故も加害者にとっては人生の不祥事です。したがって、会社の不祥事対応と同じように、逃げず、隠さず、誠実に対応しなければなりません。

しかし、多くの場合、ご本人は初めての経験ですから、どうしてよいか分からず、不安になったり、感情的になったりすることがあります。
そこで、まずは、全体的な見通しを示し、具体的に何をどのように進めていったらよいかを丁寧に説明することを心掛けています。
それだけでも少し気持ちが落ち着き、冷静さを取り戻す人は多いです。

牧野 洋逸

 

chie
被害者の方への謝罪や示談交渉において、加害者個人ではどう動くべきか分からず、事態を悪化させてしまうこともあります。
先生が間に入ることで、被害者の方への「誠意」をどのように形にし、法的な解決と同時に、少しでもわだかまりを解消していく道筋を立てられるのでしょうか?
「誠意」として大事なのは、自分を守るためではない、ということだと思います。
もし、早く許してもらいたい、処分を免れたい、楽になりたいと思っているとしたら、それは加害者側の都合です。
それが被害者にも伝わり、事態を悪化させてしまうこともあります。会社の不祥事で、社長や役員が保身を図ろうとすると、世間から非難されるのと同じです。

謝罪するにしても、被害弁償の示談をするにしても、相手を気遣い、自分に出来ることをきちんとやることが誠意ある対応だと思います。
もっとも、具体的にどこまで行うかは、事案の内容や相手の心情等によって異なりますので、ケースに応じて個別にアドバイスをしています。

牧野 洋逸

 

chie
事故を起こすと、刑事手続きや行政処分、そして多額の賠償請求といった多方面からの重圧が一度に押し寄せ、まるで暗闇の中で身動きが取れなくなるような感覚に陥る方が多いと思います。
先生は「法は水が流れるように自然であるべきだ」と仰っていますが、こうした複雑に絡み合った課題をどのように整理されていくのでしょうか?
そうですね。たしかに、比較的軽微な交通事故だったとしても、過失運転致傷罪等の刑事責任、損害賠償義務等の民事責任が生じ、さらに、運転免許取消処分等の行政手続が絡んでくることもあります。
しかし、これも先ほどと同じように、「この先どうなるのか分からない」「何をどうしたらよいか分からない」ということが、その人に大きな不安や重圧を与えてしまっているのだと思います。

民事にしても、刑事・行政にしても、制度の概要や手続の流れは決まっており、それに沿って進めていけば、それほど複雑にはならないと思います。
人は、物事が停滞すると焦ったり、不安になったりしますが、全体的な見通しを持って、一歩ずつ進んでいれば、心理的な負担は軽減されていきます。
したがって、クライアントとの間では、全体的な見通しや現在の進行状況を共有し、できる限りコミュニケーションをとることを心掛けています。

牧野 洋逸

 

chie
事故後、自責の念から仕事や生活に支障をきたし、社会復帰が困難になる加害者の方も少なくありません。
先生は解決のその先を見据え、相談者が自身の過ちと向き合いながらも、再び「心技体」を整えて、自立した人生を歩み出すためにどのような支援を心がけていらっしゃいますか?
おっしゃるとおり、交通事故がトラウマとなって苦しんでいるのは被害者だけではなく、加害者にもそういう方が多くいます。
被害者側であるか加害者側であるかに関わらず、人は、大きな悲しみを経験すると、心が弱ってしまい、「心技体」のバランスが崩れ、前に向かって進むエネルギーが生まれなくなってしまいます。
そして、このような状態になると、いつまでも過去のことを悔やんだり、後悔したりする傾向が強くなります。

もちろん、鬱などの精神疾患が生じている場合は、クリニックでの受診をお勧めしますが、一般的な健康法としては、私自身が日頃活用しているアーユル・ヴェーダの知識が役に立ちます。
当事務所のHPやYouTube「交通事故に遭った時の心のトラブル解決法」でも、心を整える簡単な方法をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

牧野 洋逸

 

chie
今、事故を起こしてしまい、深い暗闇の中にいる方がいらっしゃいます。
絶望の中にいる方が一歩踏み出し、未来に向けて自分を立て直すためのメッセージをお願いします。
交通事故は、加害者にとっても、経済的にも精神的にも非常に大きな負担となることがあります。
中には、刑事裁判の被告人となったり、仕事を失ったりすることもあります。それによって絶望的に感じることがあるかもしれません。

しかし、大切なことは、人生でどんな結果を受け取ったとしても、諦めず、今出来ることを一つずつやっていくことだと思います。
人は、自分が前に進んでいないと感じると、どんどん否定的な感情を持ってしまうのです。どうしてよいか分からない場合は、一人で悩まず相談してください。

当事務所では、法律上のトラブルと心のトラブルの両面からサポートすることを目指しており、交通事故の対応や社会復帰についてのご相談もお受けしていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

牧野 洋逸

 

chie
貴重なお話をありがとうございました。

 

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    この記事を書いた人
    執筆者:chie
    士業専門の総合サポート会社に勤務。士業の先生方の紹介やインタビューを担当。
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