債務整理 | 弁護士法人ちらいふく加藤弁護士にインタビュー

年齢は２０代から６０代、７０代と多岐に亘りますが、２０代～４０代が多いと思います。
最も多いのは、生活費の不足の補填を目的とした借入れが多いですが、詐欺被害に遭ってその中で借入金が増えてしまった方も一定数おられます。

最も多いのは任意整理で、次に自己破産と続きます。

この問題は、法律問題の中でも特に日常的に起き、多くの方がこれに悩んでいるため、そのような方の問題解決を解決し、生活再建の第一歩の手助けをしたいと考えたためです。

会社経営者の方で事業が上手くいかず、それを補填するために多数の消費者金融業者からの借入れをされていた方で、任意整理を通じて業者と和解契約を締結し、収入の範囲内で返済できる形を整えました。
その方は、その後、収入が増え、和解契約で定めた分割支払の期間の途中で残金を一括で返済することができました。もし任意整理で和解契約が成立していなければ、将来利息の負担が発生していたため、収入が増えたとしても、同じ時期に完済して債務を整理することはできなかったと考えられます。

任意整理は、受任後、当職から各業者に対して受任通知を送付します。受任通知を送付後、業者から取引履歴などの提出を受け、残債務額を調査します。全業者について残債務額の調査が終わった際には、ご依頼者様の収入状況を踏まえて、分割弁済案を検討し、この案に基づいて業者との間で和解契約の交渉を進めます。
交渉が進み、業者との和解契約が成立した後には、和解契約で定められた新たな分割弁済額を毎月弁済していき、この分割弁済が完了した時点で、任意整理が最終的に終了します。

 

任意整理のメリットは、将来利息をカットできる可能性があり、これを実現することでご依頼者様が業者に支払う必要がある金額が減少すること、支払額が収入の範囲内で対応できるようになることで、生活が安定すること、というメリットがあります。
デメリットは、任意整理の受任通知を行うことでＪＩＣＣなどの信用情報機関に登録される点です。この登録がなされると、一定期間、新たなクレジットカードの作成や借入れができなくなります。

債権調査に受任後、数ヶ月、和解契約成立まで半年程度の時間がかかります。
その後の支払が完了する時期は、和解契約で定めた分割回数によって変わってきます。

借金問題は、世の中で広く発生している問題ですし、この問題が発生してしまったことがやむを得ない事由であることも多く見られます。また、専門家に相談すれば、この問題の解決の道筋がつき、この問題から解放されて生活を立て直すことができます。
恥ずかしい問題ではないですし、相談内容が知人などに知られることもありませんから、安心して相談という第一歩を踏み出してほしいと思います。

可能な限り迅速に対応できるよう、事務所の体制を整えております。
手続きを進めるにあたり、依頼者のご負担が少なくなるよう、心がけております。

借金問題は１人で抱えていると、深刻な問題として辛い思いをしますが、専門家の助力を受ければ、必ず解決の糸口が見つかります。
生活を立て直してよりよい人生を送る土台を作るためにも、積極的に専門家を活用して、この問題を解決してほしいと思います。