事務所名 | きみさらず法律事務所 |
代表者 | 弁護士 若林 侑(わかばやし ゆう) |
郵便番号 | 〒292-0041 |
住所 | 千葉県木更津市清見台東3-18-6 |
TEL | 0438-40-4003 |
営業時間 | 平日:9:00~17:00 |
きみさらず法律事務所の若林弁護士にインタビュー

chie
本日はありがとうございます。

chie
遺産相続といっても状況によって様々な種類があると思いますが、中でもどのような相談を受けられることが多いでしょうか?
本当にいろいろあるんですけど、特別受益が何らかの形で関係している、相続分の前渡しですね、そういうものが多いと思います。

若林 侑

chie
先生が今までに手掛けられた相続問題の中で印象に残っている相談、解決事例を可能な範囲で教えていただきたいです。
死亡後、遺産を分割すべく管理していた者に遺産の全容を開示するよう要求したが断られ、当事者間では解決できないということで相談に来られたことがありました。
まず、その方が管理している被相続人名義の口座の通帳を明らかにするよう要求しましたが断られたので、私においてその口座の取引履歴を取得したところ、相続開始後口座凍結前に500万円が引き出されていることが発覚しました。
訴訟を通じてその500万円の使い道をを問うたところ、なんと被相続人のものではない【自分の】お墓を建てていたのです。その費用を遺産に持ち戻させ、そのうえで相続開始時の財産を法定相続分で分割する遺産分割を成立させました。
やましいことをしている方は、収支を明らかにしたがりませんよね。それに、相続人=家族ですので相続人がそのあたりを正す交渉をしたとしても、残念ながらうまくいかないことがほとんどです。
そこで完全な第三者である弁護士が介入すればその相続人もびっくりして態度が軟化して交渉がうまくいくことも多いですね。
まず、その方が管理している被相続人名義の口座の通帳を明らかにするよう要求しましたが断られたので、私においてその口座の取引履歴を取得したところ、相続開始後口座凍結前に500万円が引き出されていることが発覚しました。
訴訟を通じてその500万円の使い道をを問うたところ、なんと被相続人のものではない【自分の】お墓を建てていたのです。その費用を遺産に持ち戻させ、そのうえで相続開始時の財産を法定相続分で分割する遺産分割を成立させました。
やましいことをしている方は、収支を明らかにしたがりませんよね。それに、相続人=家族ですので相続人がそのあたりを正す交渉をしたとしても、残念ながらうまくいかないことがほとんどです。
そこで完全な第三者である弁護士が介入すればその相続人もびっくりして態度が軟化して交渉がうまくいくことも多いですね。

若林 侑

chie
遺産分割には3つの段階「(①協議②調停③審判)」があるようですが、③の審判までもつれ込んでしまうケースも多いのでしょうか?
大体は調停で解決するかなと思います。
ただ、やっぱり当事者の納得が得られなかったりすると審判になることもあります。
遺産分割協議は、以下の理由でなるべく避けるようにしています。
協議してやっぱり駄目だったから調停となると、時間が二重にかかっちゃうので、ぱっと準備して早く解決できた方が良いと考えています。
なので、全体で言うと、7割から8割ぐらいは調停の段階で解決するかなと思います。
ただ、やっぱり当事者の納得が得られなかったりすると審判になることもあります。
遺産分割協議は、以下の理由でなるべく避けるようにしています。
協議してやっぱり駄目だったから調停となると、時間が二重にかかっちゃうので、ぱっと準備して早く解決できた方が良いと考えています。
なので、全体で言うと、7割から8割ぐらいは調停の段階で解決するかなと思います。

若林 侑

chie
遺産相続を専門家に相談するメリットはどこにあると思われますか?
例えば遺産分割の場合だとそもそも遺産が何なのか、調べるのは必要だと思うんですよね。それがまず大変だということが一つです。 他の分野に比べて、その特別受益や寄与分、遺産の評価の問題だとか、色々知って準備しなくちゃいけないこと、どうすれば自分の有利に進むのかっていうところのその法的な技術が他の分野でも多いと思いますね。
よくあるのが、相続人の1人が親の面倒見ていて、その分を考慮してくれっていう、所謂寄与分を請求された側の相談も結構件数としては多いです。
寄与分が認められる要件は法律上限られてて、そこを満たすのは結構大変なんです。
だから寄与分を主張された人からの相談はかなりあります。
主張したい人の相談ももちろん受けるけど、大体それは駄目ですよねで終わってはしまいます。でも、こういうケースはかなり身近に感じていただけるんじゃないのかなと思います。
よくあるのが、相続人の1人が親の面倒見ていて、その分を考慮してくれっていう、所謂寄与分を請求された側の相談も結構件数としては多いです。
寄与分が認められる要件は法律上限られてて、そこを満たすのは結構大変なんです。
だから寄与分を主張された人からの相談はかなりあります。
主張したい人の相談ももちろん受けるけど、大体それは駄目ですよねで終わってはしまいます。でも、こういうケースはかなり身近に感じていただけるんじゃないのかなと思います。

若林 侑

chie
我々一般人からすると、遺産相続ってなかなかハードルの高い話だと思うんですが、やはり多くの遺産があると遺産相続の相談が発生しやすいっていうことなのでしょうか?
そうですね、やっぱりあるから揉めるって話だと思います。
印象的なのは、親が亡くなる直前まで仲良かったけど、今回を機に仲良くなくなったみたいな話はありますよね。
僕はその辺は配慮してて、僕が入って話を進める時も、どういう方向性で行きたいですか?と伺うようにはしています。
ガンガンやっちゃってという場合は、もう親族間のお付き合いがなくなってしまうかもしれないけれど、大丈夫?みたいな確認はしますよね。完全には元通りにまではなれないかもしれないが、そこまで激しくなく、いいところで落としてみたいな人もいますしね。
印象的なのは、親が亡くなる直前まで仲良かったけど、今回を機に仲良くなくなったみたいな話はありますよね。
僕はその辺は配慮してて、僕が入って話を進める時も、どういう方向性で行きたいですか?と伺うようにはしています。
ガンガンやっちゃってという場合は、もう親族間のお付き合いがなくなってしまうかもしれないけれど、大丈夫?みたいな確認はしますよね。完全には元通りにまではなれないかもしれないが、そこまで激しくなく、いいところで落としてみたいな人もいますしね。

若林 侑

chie
突然の不幸で家族が亡くなり、相続に関してどのように行動すれば良いかわからない人もいると思います。まだ何も方針が定まっていない場合でも、相談して大丈夫でしょうか?
どうしたらいいかわからない状態でもご相談に来ていただいて大丈夫です。
一番多いのは遺産分割協議は何となく始めたけれども、話が通じなくて雲行きが怪しくなってきた、完全には(意見が)割れてないがちょっと厳しいかもしれないな、という段階でご相談いただくのが一番事例としては多いですね。
一番多いのは遺産分割協議は何となく始めたけれども、話が通じなくて雲行きが怪しくなってきた、完全には(意見が)割れてないがちょっと厳しいかもしれないな、という段階でご相談いただくのが一番事例としては多いですね。

若林 侑

chie
平均寿命が延びた今、相続問題はまだまだ先のこと、と思っている方も多いと思います。ですが、いざ向き合わねばならないとなった時に家族みんなが困らない為に、元気なうちからできることはありますでしょうか?もしあれば、教えて下さい。
やっぱり遺言は書いておいた方がいいです。
遺言は何のために書くかっていうと、いざ財産分割っていうときに面倒をなくすためです。
これは故人の意思だからっていうことで、残された家族でよろしくやってもらうために書くものですが、一番面倒になっちゃうのは認知症が出始めてから遺言を書くことです。それで遺言無効だとかっていう話になってしまうと、一番面倒なので、そういう意味でも認知能力が100%あるときに書いていただきたいと思います。
遺言は何のために書くかっていうと、いざ財産分割っていうときに面倒をなくすためです。
これは故人の意思だからっていうことで、残された家族でよろしくやってもらうために書くものですが、一番面倒になっちゃうのは認知症が出始めてから遺言を書くことです。それで遺言無効だとかっていう話になってしまうと、一番面倒なので、そういう意味でも認知能力が100%あるときに書いていただきたいと思います。

若林 侑

chie
遺留分っいうのもありますよね?そういうのを相談してくる方もいらっしゃるのでしょうか?
いらっしゃいますよ。もうインターネットで情報が普及してて、遺留分についてはもうみんな知っているので。遺留分を請求してくれ、という依頼もそこそこありますよ。

若林 侑

chie
最後に相続問題で悩まれている方に、メッセージをお願い致します。
近しい身内の人が亡くなって、本当はそれどころじゃないんだけど、そうして自分が混乱している中で始まるのが遺産分割なんですね。
その内容も簡単なものだったらいいんだけど、先ほど申し上げたように相続は複雑な問題が絡み合う話だから、二重の意味で自分でやるのは難しいんじゃないかなと思います。
そこで出てくるのが専門家なので、頼ってほしいですね。
うちの事務所は相談しやすい環境だと思うので、僕も話し方に気をつけてるっていうのもあるし、くだらないことではあるんですけど、1日事務所仕事のときはあえて私服でいるんですよ。
そういうところで距離を縮めて相談しやすくするということを心がけていますので、そういう問題があったらぜひしていただければなと。何らかの力になれると思います。
その内容も簡単なものだったらいいんだけど、先ほど申し上げたように相続は複雑な問題が絡み合う話だから、二重の意味で自分でやるのは難しいんじゃないかなと思います。
そこで出てくるのが専門家なので、頼ってほしいですね。
うちの事務所は相談しやすい環境だと思うので、僕も話し方に気をつけてるっていうのもあるし、くだらないことではあるんですけど、1日事務所仕事のときはあえて私服でいるんですよ。
そういうところで距離を縮めて相談しやすくするということを心がけていますので、そういう問題があったらぜひしていただければなと。何らかの力になれると思います。

若林 侑

chie
お忙しい中、ありがとうございました。